心身共に健康であることが妊娠への近道です。
* できれば自然妊娠を希望する。
* クリニックで不妊治療をしているけど中々結果が出ない。
* 妊娠力を上げるために食事や冷え対策、運動など、自分でいろいろと気を付けたり工夫しているが、中々結果に結び付かない。
そんな方へ、当治療室の鍼灸治療は赤ちゃんを授かるためのお手伝いができます。
当治療室の鍼灸治療を受けるとどのような効果が期待できるか…
- 生理痛か改善され、生理周期も整い排卵が予測しやすくなります。
- 冷え性体質を改善させる。
- ホルモンのバランスが整い基礎体温が2層に分かれ理想の形になる。
- 質の良い卵が育つようになる。
- 子宮内膜が厚くなり着床しやすくなる。
- 子宮頸管粘液が十分に分泌されるようになり、精子が子宮にたどり着きやすくなる。
- 【男性】精子の数、運動率が上がる。
- 【男性】性交に十分な勃起が得られる。 男性不妊についてはこちら>>
どうして鍼灸で赤ちゃんができるか?
不妊症とは病名ではなく、避妊をしていないにもかかわらず2年以上妊娠に至っていない状態のことを言います。
不妊の原因は男性因子40%、女性因子40%、原因不明が20%と言われています。
妊娠が成立するためには心身ともに健康であることがとても大切です。
ところが現代の不妊で悩んでいる方の多くは、慢性的に冷えに悩まされていたり、疲労が取れず精神的なストレスからくるイライラや不安など「心身ともに健康な状態」とは言えない状態にあります。
この様な状態で一般不妊治療から高度生殖医療・人工受精(AIH)、体外受精(IVF)、顕微授精(ICSI)と進めていっても良い結果が得られる確率を高めることは難しくなります。
例えば、高度生殖医療を受けても良い卵が採卵できなかったり、上手く子宮に着床できたとしても卵が上手く育たないというケースも少なくありません。
赤ちゃんを授かるための鍼灸の役割
そこで鍼灸の役割として、赤ちゃんが育ちやすい子宮環境を作るということです。鍼灸治療は身体全体の気の巡りを良くし、冷えの原因である気の滞りを改善させ温かい状態を保てるようになり、ホルモンバランスを整えて生理周期を正常に近づけていきます。
鍼灸治療で重要なところは、これらの身体の変化は薬の力ではなく、すべてご自身の本来持っている自然治癒力で行っていることです。そのサポートをするのが鍼灸の役割です。
そして気の巡りが良くなることで自然妊娠を望まれる方も、高度生殖医療を受けている方も身体の状態が整うことでより妊娠しやすい身体になります。
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日常生活で気を付けること
- 夫婦間のスキンシップを取る。基本的に自然妊娠を希望する場合は夫婦生活がないと妊娠はあり得ませんが、人工受精や体外受精、顕微授精でも夫婦間のスキンシップはあった方が妊娠率は高くなります。それはスキンシップを取ることは脳内のホルモンの分泌などに大きな影響があり妊娠するための重要な身体の変化を起こさせるからです。
- 良い睡眠を取れるように心掛ける。睡眠は心身の疲労を取り、身体の様々な働きを正常化するために非常に大きな役割を担っています。特に男性の場合は精子の状態に直接的に影響します。
- 適度に身体を動かしましょう。身体を動かすことで食欲が出たり、より良い睡眠が得られるようになります。
- 甘いものは出来るだけ控えましょう。甘いものは身体を冷やす方向に傾かせます。特に人工甘味料は直接的に不妊の原因になるとの報告が多数なされています。
「鍼灸治療は米国で不妊治療患者が最も利用してる代替治療」
“Alternative Treatments May Boost IVF Success”U.S.News &World
Report - Oct 21,2009 米国USニュース&ワールドリポート2009年10月21日付の記事で、米国カリフォルニア大学の研究チームが不妊症治療患者調査により、鍼治療が体外受精など不妊治療中に利用する代替医療の中で最も多くの患者が利用するものであることを紹介。
米国生殖医療学会の年次研究大会で発表された生殖医療と代替医療に関する研究について紹介、米国の431人の不妊治療患者を対象に鍼治療を含めた代替医療の利用状況を料刺した研究結果を解説。ニューヨークでは、47%が代替医療を活用し、90%以上の利用者が代替医療に効果があったと回答したとのこと。
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治療について…
村上はりきゅう治療室では
脉診流経絡治療による鍼灸治療が主な施術方法になります。この治療により人は本来持っている自然治癒力を向上させ、身体の様々な機能がスムーズに働くようになります。
詳しくはこちら >>
それに加えて必要であれば妊娠力を上げるツボや関係するツボを適宜選択し施術します。
治療の期間頻度の目安は週に1回〜2回で、3ヶ月を一つの目安として頂けると良いと思います。不妊以外の症状やその方の身体の状態によって変わってきます。また、
特に体外受精、顕微授精では移植前に鍼灸治療をして身体の状態を整えることで妊娠の確率が上がります。
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不妊の原因について…
不妊の原因の男女比率は男性40%、女性40%、不明20%となっております。
* 排卵障害... 女性の不妊の原因の中で最も多いものとされています。
卵子が育たない、卵の質が悪い、排卵しないなどです。
その原因として...
1、心因性や生活習慣の乱れからくるストレスにより脳からのホルモンの分泌がうまくされない為に基礎体温が高温期、低温期の2層になっていないことが多く、卵子が育たない、排卵しない、卵の質の低下の原因となります。
2、加齢による卵の質の低下。
・卵巣機能低下 ・高プロラクチン血症 ・黄体化非破裂卵胞 ・多のう胞性卵巣症候群など
* 卵管の問題... 卵管は卵巣と子宮を繋ぐ管です。卵管に癒着や詰まりがあると、精子が卵子まで到着できなかったり、受精卵が卵管を通過し子宮に移動できない為に不妊の原因となります。
・子宮内膜症 ・卵管狭窄 ・卵管閉塞 ・卵管水腫 ・クラミジア感染症
* 子宮の着床の問題... 受精卵は子宮内膜に着床します。子宮内膜が十分な厚さを持たないと受精卵は着床できません。また、子宮の状態も大きく着床に関わってきます。
1、黄体機能不全... 黄体の機能が十分に働かないと基礎体温は高温期にならず、子宮内膜も厚みを持つことができません。子宮内膜に十分な厚みを持たせ受精卵の着床準備、着床、着床維持に大きく関わっているのが黄体ホルモンです。
2、子宮の問題... 子宮筋腫、子宮内膜ポリープ、子宮内膜炎、子宮奇形
* 子宮頸管の問題... 膣から子宮に入るところを子宮頸管と言います。子宮頸管からは子宮頸管粘液が分泌され精子を子宮に運ぶ重要役割を果たします。粘液の粘り気が強かったり、少なかったりすると精子が子宮までたどり着くことができません。
・子宮頸管粘液不全 ・子宮頸管の抗精子抗体
「機能性不妊」とは、男女どちらにも異常がみられない場合(原因不明)。これには冷えやストレス、環境ホルモンなどの社会的原因が考えられます。特に冷え症は婦人科系に様々な悪影響を及ぼし、ストレスや環境ホルモンは自律神経を乱し正常なホルモン分泌が行われなくなり、男性では精子の数や運動率が下がります。
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男性の生殖機能は過労や睡眠不足、精神的なストレスの影響を受けます。よってクリニック等で原因がはっきりしない場合は鍼灸治療でそれらを改善させることで赤ちゃんを授かる確率がかなり上がります。
詳しくはこちらのページへ>>
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施術料金について...
不妊治療において鍼灸は体質改善が主な目的になります。そして体質改善をするには継続して治療を受けて頂くことがとても重要になります。また、クリニック等での不妊治療にはかなりの費用がかかります。 そこで、村上はりきゅう治療室では少子化対策、妊娠希望応援ということで、
不妊治療3回セット で治療料金10,000円のコースを設定しました。男性不妊の方も適応になります。(通常1回 4,000円)
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よくある質問...
Q...
村上はりきゅ治療室の不妊治療の特徴は?
A... 当治療室で行っている不妊治療は、脉診流経絡治療という東洋医学の理論に基づいた診察、治療により、身体全体の気血(血液や身体の熱など)をバランスよく巡らし、妊娠しやすい身体づくりを目指します。 自然妊娠を希望される方から、人工授精(AIH),体外受精(IVF),顕微授精(ICSI)など、高度生殖医療を受けている方にも効果があります。
Q...
治療頻度はどれくらいですか?
A...
その時の症状や体質、妊娠や流産の有無、その時の身体の状態(脉やお腹など)により、治療頻度をご提案させて頂いております。一番多い例としては、週に1回が基本となります。また、体外受精や顕微授精では胚移植をする前に治療をすると妊娠する確率が高くなります。期間は約3カ月程度を目安としています。これは体質を改善するにはどうしても必要な期間だからです。
Q...
生理周期のどのタイミングで治療を開始すればいいですか?
A...
どのタイミングでも大丈夫です。その時の生理周期に応じて治療効果は発揮されます。生理中であれば、不要になった子宮内膜を速やかに排出させ、妊娠に向けての子宮内膜の形成を促します。低温期は、良質な卵子の形成を促し、子宮内膜の状態を向上させます。高温期は、子宮内膜に受精卵が着床しやすくし、定着するのを助けます。
Q...
不妊以外の治療も出来るのでしょうか?
A...
もちろん出来ます。身体の状態を良くすることは、妊娠をしやすい身体を作る上でとても大切なことです。頭痛、肩凝り、腰痛、冷え症などの症状が改善するということは妊娠し易い身体を作ることに通じます。問診の際にお悩みの症状はすべてお伝えください。
Q...
妊娠判定が出た後、鍼灸治療は継続してもいいのでしょうか?
A...
はい、大丈夫です。妊娠中の鍼灸治療は流産の予防、逆子の予防、安産の治療になります。また、つわりなどの妊娠中の様々な症状の改善にも取り組んでおります。
不明な点などありましたら遠慮なくこちらからお問い合わせください。
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治療実例…
<治療を始めて約5ヶ月後に人工受精による妊娠、出産>
初診 平成28年10月9日
女性 41歳
妊娠希望 クリニックで人工受精を今までに3回行った。初診日の2日前にも行った。
他の症状 手足の冷え、首肩腰背中の凝り痛み、上半身によく汗をかく。
10日前後に1回の治療間隔で継続。
2回目の治療の時に妊娠判定で陽性が出たが、6週で初期流産。その後治療を継続し、足の冷えや身体の凝り等も少しずつ減っていく。
翌年の5月に妊娠判定陽性。
妊娠中は腰痛や足のむくみ等はあったが特に大きな問題は無く、平成30年1月11日に帝王切開にて出産。
以下、出産報告のメールです。
ご報告遅くなりました!1月11日に帝王切開で無事に3190グラムの女の子を産むことが出来ました(^^)
色々とお世話になりありがとうございました〜(^-^)
<治療を始めて7カ月で自然妊娠(ほかに生理痛が酷く、低血圧でふらつきがあった)>
平成28年6月7日
女性 30歳
主訴 低血圧 生理痛(生理痛は2日目が辛く、4時間ごとに薬を飲む) 貧血 肩や首の凝りが辛い 妊娠希望
他の症状 足の冷え 頭痛(生理時、気圧の変化のある時)
はじめは週に1回の治療で継続し症状や身体の状態を診て治療期間を開けていく。
7月12日 6回目の治療。先週生理だったが薬を飲まなくて済んだ。
8月9日 10回目の治療。台風の影響で頭痛が起こり薬を飲む。生理痛もあり薬を飲んだ。
その後1週間にに1回の治療を続け15回目の時に経過が良かったので2週間に1回にする。
平成29年2月7日 28回目の治療。検査薬で陽性。
以後、安産の為に2週間に1回のペースで治療。
途中、腰痛、ふくらはぎがつる、逆子などありましたが、10月5日に予定日よりも10日早く自然分娩で出産されました。
陽性判定が出るまで基礎体温は、低温期から高温期への移行が緩やかだったり、高温期が短かったり不安定になることはありましたが、高温期と低温期ははっきり分かれていて概ね安定していました。妊娠中はつわりも無く腰痛やふくらはぎがつるなど症状が出ることはありましたが比較的安定していました。
<治療開始から約5か月後に体外受精にて妊娠、出産。>
初診 平成28年6月18日
女性 38歳 妊娠希望(2年くらい妊活をしており現在は人工受精をしている。もうそろそろ体外受精を考えている。)8か月前に初期流産。
体調がずっと良くない。途中で目が覚める。起きられない。夢見が多い。食欲がない。胃もたれ。息切れ。手足の冷え、むくみ。生理痛あり(1日目腹痛)首、肩、腰の凝り痛み。疲れやすい。立ちくらみ。耳鳴り。
10年前に卵巣嚢腫。
1週間から10日に1回のペースで治療を継続。クリニックでは人工受精を継続。
治療開始から5か月後の10月21日、体外受精にステップアップし移植。後日着床し心拍も確認される。
つわりがあり、夜になると酷くなる。寝つきが悪く、便秘気味。
年が明け、1月末ごろから安定期に入りつわりは治まってきた。便秘と寝つきの悪さはまだある。治療間隔を2週間あける。
4月5日、26週。便秘は変わらず。寝つきは良くなった。治療間隔を3週間あける。 7月16日、自然分娩で男子出産。
以下、出産報告のメールです。
こんばんは。ご連絡が遅くなりましたm(_ _)m
7月16日に、男の子を出産し、21日に2人揃って退院いたしました☆
赤ちゃんは陣痛開始から10時間半で産まれました。子宮口全開から私が微弱陣痛になってしまい、最終的に促進剤と会陰切開をしましたが、安産だそうです。
村上先生には本当にお世話になりました。
鍼灸に通ってよかったです。
またご縁がありましたら、その時はよろしくお願いいたします。
iPhoneから送信
<治療開始から1年3か月で体外受精で妊娠、出産>
初診 平成27年12月29日
女性 40歳
妊娠希望(平成27年春からクリニックで不妊治療を始める。人工受精を3回したが妊娠せず。体外受精にステップアップするにあたり体調を整えたい)
その他の症状 便秘、肩こり
週に1回のペースで継続治療。
治療開始から1年3か月、6回目の体外受精で陽性判定、心拍確認。
妊娠中は特につわりも無く体調的には便秘以外は問題なかったが途中で逆子になり最後まで戻らなかった。
10月13日の治療を最後に里帰り出産の為帰省。
10月30日に帝王切開にて無事出産。
以下、出産報告のメールです。
村上先生
こんにちは。
お世話になっていましたSです。 冷え込んでまいりましたが、お変わりありませんか?
10月30日日に2514gの女の子を出産致しました。 結局逆子が治らず、予定日より10日ほど早く 帝王切開での出産になりました。
初めての入院・手術で、小心者の私は常に血圧高め。笑
傷の痛みと、痛みをかばって腰まで痛くなり、 そんな中で母子同室、3時間おきの授乳。 いろんな試練がいっぺんにやってきて、 入院中は本当にキツかったです。
6日に無事退院し、
今は実家で両親の手助けに甘えて過ごしています。
これから年末に向けて、先生もお忙しくなることと思いますが、 お身体大切になさってください。
またお世話になるかもしれませんが、
その時はどうぞよろしくお願い致します。
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<治療を始めて約2年後に人工受精で妊娠。多嚢胞性卵胞症候群(PCOS)のため月経不順、基礎体温も不安定で全体的に低め>
初診 平成27年7月25日
女性 32歳
妊娠希望 鍼灸治療開始当初、排卵誘発剤(HMG)の投与により卵巣過剰刺激症候群(OHSS)になり腹水が溜まるなど体調が不安定。高プロラクチン血症のためパーロデルを服用。
その他の症状 手足の冷え、浮腫み。生理痛。頻尿。頭痛。肩凝り腰痛。
1週間から10日の間隔で継続治療
8月10日 治療3回目 手足の冷えが以前と比べると気にならなくなった。よく眠れ、体調が良い。
10月13日 治療11回目 体温が低温期の体温が36.3〜4から36.5くらいに上がった。基礎体温は以前よりも分かり易く2層になって来たが、まだ不安定感はある。
11月12日 治療15回目 D13日目、HMGの3回目の投与をしたが卵胞が育たず治療中止。クリニックの治療は身体を休ませるためにしばらくお休みする。
平成28年2月27日 治療29回目 前年の10月末から生理が無かったが、2月20日に4ヶ月振りに生理が来た。基礎体温は低温期の状態ままだった。
4月1日 治療34回目 前回の生理から約2カ月ぶりに生理が来た。
7月20日 治療49回目 前回の生理から約3か月ぶりに生理が来た。その間の基礎体温はずっと低温期が続き生理10日前ぐらいに少しだけ体温の上昇があったが、体温は不安定。
9月2日 治療55回目 8月27日に生理があった。前回の生理から約1か月半開いた。クリニックを以前と違うところに変更する。そこではクロミッドで排卵を誘発させる方法を取る。
9月28日 治療58回目 昨日クリニックで卵胞が1.5センチになっていたとのこと。基礎体温は不安定。
10月22日 治療61回目 4日前に生理。基礎体温が2層に別れてきた。高温期の体温が36.8〜37度くらいまで上昇するようになってきた。
平成29年2月4日 治療73回目 プレドニンとクロミッドを処方された。プレドニンはPCOSによるテストステロン(男性ホルモン)値の上昇を抑制する作用があるために処方された。
4月29日 治療83回目 ここのところ生理は30日前後で来ている。基礎体温もきちんと2層に別れ以前よりも全体的に高めになってきた。体調も良い。
7月22日 治療95回目 生理周期、基礎体温、体調共に良いが、ご主人の精子所見が良くないとのことで7月17日に人工授精を行った。
8月5日 治療97回目 妊娠陽性反応。胎嚢確認。以降、安産の為の治療を希望していたが、つわりがひどく通院が難しいということで12月16日を最後に治療終了。
平成30年4月10日早朝、3522gの女の子を自然分娩にて出産しました、との報告を後日頂きました。