夜尿症の原因については「子供の性格」とか、「しつけの問題」とか言われたりすることがありますが、これらは夜尿症の原因と関係は無いと言えます。ストレスに関して言えば、半年から1年ぐらい無かったものが、急に始まった場合はストレスも疑う必要があると思います。
夜尿症がいつ治るか。一番知りたいところだと思います。多くの場合、第二次性徴を迎える12歳ごろには自然に治ってくるものですが、稀に成人まで続くこともあります。
成人まで続くと難治性ということになります。小学校入学前でも夜尿があるようでしたら、治療を始めることをお勧めします。
夜尿症には大きく分けて3つのタイプがあります。夜尿症のタイプを知ることは治療を進めていくうえで大変重要になってきます。
1、多尿型... 夜寝ている間におしっこがたくさん作られてしまうタイプです。主におしっこを沢山作らない為のホルモン(バゾプレッシン)が適切に夜間に分泌されていない為に起こる夜尿症です。
*低身長傾向、*第二次性徴遅延、*習慣性多飲の傾向がみられます。
2、膀胱型... 膀胱のおしっこの溜められる量が少ない為にすぐに溢れ出てしまう為に起こる夜尿症です。このタイプのお子さんは昼間もパンツが濡れてしまっていることがあります。また、昼間はおしっこを溜められるのに夜間になると溜められない「解離型」というのがあります。
*頻尿、*昼間遺尿、*冷え症
3、混合型... 多尿型と膀胱型が混合したタイプです。
夜尿の頻度については、1、週に1回から数回 2、毎晩 3、毎晩2回(寝入りばなと明け方)とありますが、重症度は3>2>1の順になりますし、治療期間も長くなります。
経過の見方...
どうしても今日は夜尿症があった、無かった、量が多い、少ないで判断しがちです。確かに重要なことではありますが、夜尿をする時間帯も経過をみていくうえで非常に重要となります。
おしっこを貯められない子は寝入りばなや早い時間帯に夜尿をします。それが貯める量が増えてくると夜尿をする時間帯が少しずつ遅くなってきます。2回するお子さんは寝入りばなの夜尿が遅くなって、明け方の夜尿が無くなるか、量が減ります。
鍼灸治療をするにあたって、夜尿症のあるお子さんの特徴として 1、冷えてることが多い。2、成長が遅い傾向がある。これを東洋医学的に考察すると、腎と膀胱のバランスが良くないということになります。また、肝は生殖器を司りますし、肺は排尿を司ります。これらを考慮に入れて診察し、ツボを決定し施術します。お灸は適宜必要に応じてお腹や背中を温めます。
治療期間と治療頻度について
夜尿の量や、頻度、年齢が大きく関わってきますので、一概には言えませんが、あくまで目安として週に1~2回で3カ月は必要と考えます。治療の主な目的が体質の改善であり、体質の改善には3カ月は必要と考えるからです。経験上からもそれくらいを目安として頂くと良いと思います。
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4,000円/ 初診料 2,000円
中高
3,000円/ 初診料 1,000円
小学生
2,000円/ 初診料 1,000円
未就学児
1,000円/ 初診料 1,000円
不妊治療3回セット
10,000円/ 初診料 2,000円
逆子安産3回セット
10,000円/ 初診料 2,000円
※不妊、逆子安産とも1回のみの施術のときは一般と同じ料金(4,000円)になります。
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