子供にもある肩凝り腰痛
最近では子供の肩こりや腰痛がかなり増えてきました。早いと3,4歳くらいから辛さを訴えるケースもあります。
長時間机に向かって勉強したり、スマホやゲームで長時間目を酷使したり、ひと昔前とは子供を取り巻く状況が大きく変わってきました。また身体を動かす機会が減ってきているのも原因の一つと考えられます。
子供といえども同じ姿勢をずっと続けていると筋肉は硬くなってきます。そうは言っても子供は大人と違って新陳代謝が激しく回復力もあります。適切な施術と休息により筋肉に溜まった疲労物質を除去し肩凝りや腰痛の苦痛から解放することが出来ます。
お子さんが肩がつらい、腰がつらいと訴えた時…
お子さんが肩や腰のつらさを訴えたとき、肩や腰を触ってみると、そんなに凝ってないと感じるかも知れません。大人の肩こりなどは触ると、硬いっっていう感じがりますが、子供は元々筋肉が柔らかいので少しの筋肉の凝りでもつらさを感じます。しかし裏を返せば柔らかいのでしたら少しの工夫で症状を改善させることが出来ると言えます。
原因は…
肩凝りの原因としては、
- ずっと同じ姿勢での勉強、ゲーム、テレビ鑑賞。基本的に長時間同じ姿勢をするということは身体にとって良いことはありません。
- その姿勢が良くない。背中が丸まって頭が前に垂れ下がっているような姿勢は首の後ろから肩回りの筋肉の負担が大きくなってしまいます。
- 目を酷使しすぎる。
- 身体全体を動かすことが少ない。勉強やゲームなどは首から上の頭や目を酷使し、その為に首から上に気が上ってしまいます。その上がった気を下げるには身体全体を動かすのが一番良い方法です。
- 様々なストレス。特に精神的なストレスは常に神経が興奮している状態になり睡眠を取っても疲れが抜けません。肉体的なストレスは身体を休ませることで回復しますが、精神的なストレスは少し身体を動かすなどして気晴らしをすることが有効です。
腰痛の原因としては、
- 長時間の同じ姿勢。特に椅子に座っているときの姿勢が影響します。座面に浅く腰掛け座り方だと腰椎に余計な負担がかかります。深めに腰掛けるように心掛けましょう。
- ソファでだらっと長い時間過ごしてしまう。ソファの様な柔らかい不安定なところの上に長時間いると椅子と同じように腰椎に負担がかかります。
- 運動不足。腰に関しては特に股関節の動きが悪いと腰に悪い影響が出てしまいます。
- 冷え。冷えは下の方から身体に影響してきます。お子さんが自覚的に足が冷たいなどと訴えてきた時は足元が冷えないように工夫しましょう。
大まかに言って、長時間の同じ姿勢はよくない。身体を動かす。それと適度に休養を取る。食事も偏らないようにし、甘いものは摂り過ぎないように注意する。
肩凝りや腰痛があると集中力が低下します。
肩凝りなどを抱えたまま勉強をしていても中々成果は上がりません。長時間の勉強で脳や目を酷使し、首や肩の筋肉は緊張し、自律神経は常に交感神経(緊張してるときに優位になる)が興奮している状態がずっと続くと、身体を休ませて睡眠を取っても身体的にも精神的にも緊張が緩むことが無くリラックスできず回復が間に合いません。はり灸治療をすることで頭や首肩に偏った気の流れを全身に流してあげることで、頭はスッキリし集中力を持続することができるようになります。
治療は軽い施術です。
治療は小児はりが基本になります。手や足のツボに軽くはりを当てる程度です。副作用等はありません。運動や勉強は普段通り続けて大丈夫です。