頭痛

注意すべき頭痛

二次性頭痛と言い、ある病気の症状の一つとして現れます。命に関わるような危険な頭痛もありますので、頭痛のある方はこちらを知っておくことも重要です。

* 頭痛の後に意識を失った。
*突然金槌で頭を殴られた様な痛みが走った。
*頭痛と共に手足のマヒや痺れを覚えた。ろれつが回らない。
*頭痛の後、ものが二重に見えるようになった。
*激しい頭痛と共に、発熱、嘔吐、吐き気、首の後ろが痛くなった。
*頭痛と痙攣が同時に起こった。
*頭痛と共に物忘れや、痴呆のような症状が現れた。

もともと慢性的に頭痛を持ってる方は「いつもの頭痛だ」と言って放置してしまうことがあります。いつもと 違う痛みだったり、その他に何か症状が出ている場合は速やかに医師に相談して下さい。


よくある頭痛

慢性頭痛は一時性頭痛とも呼ばれ頭痛の大半はこれに属します。鍼灸の適応になります。

 偏頭痛…頭の片側がズキンズキンと痛むのが特徴です。酷いときには頭の両側が痛んだり、吐き気がする場合もあります。痛みは長時間続き、身体を動かしたり、力を入れたりすると酷くなり、日常生活にも支障をきたす場合もあります。偏頭痛は男性よりも女性に多くみられ、その数は男性の4倍とも言われています。また、子供にも多いというのがこの頭痛の特徴です。

<主な原因>
 ストレス ストレスにはいろいろありますが、そのストレスから解放された後に痛みに襲われることがあります。週末に偏頭痛に悩まされるという方は少なくありません。

 睡眠の過不足 睡眠不足の日が続いたり、一日中寝ていたりすると偏頭痛になる人がいます。規則正しい生活を心掛け、適度な睡眠を取るようにしましょう。

 騒音や強い日差し 騒音のうるさいところ、日差しの強いところにいると、偏頭痛になりやすくなります。人ごみや刺激の多いところは避けましょう。

 ホルモンバランスの崩れ 女性の場合、生理の前後に偏頭痛になりやすくなります。

 体質 偏頭痛そのものが遺伝するというより、偏頭痛を起こし易い体質が遺伝します。

 緊張性頭痛…この頭痛の特徴は、痛みはじめと終わりがはっきりせず、ダラダラ続くことです。キツイ鉢巻を巻いているみたいに、頭が締め付けられるような痛みがします。痛みの程度は寝込むほどではありませんが、身体がだるくなったり、めまいを伴ったりすることもあります。すぐに治まることもあれば、何日もずっと続くこともあります。

<主な原因>
 身体的ストレス デスクワーク等で長時間同じ姿勢で作業を続けることによって、首、肩、背中が張ってきたり、目が疲れてきたりすると緊張性頭痛が起こりやすくなります。他には眼鏡、コンタクトの度が合っていなかったりしても緊張性頭痛は起こります。
 精神的ストレス 責任の重い仕事、様々な人間関係、いろいろと気を使ったり、悩んだり。そんな精神的なストレスが自律神経の緊張を高め、緊張性頭痛を引き起こします。

 群発性頭痛…群発性頭痛の特徴は、何と言っても激しい痛みです。片側の目の奥や周囲がじっとしていられないほどに痛みます。額に汗をかいたり、目が充血したり、鼻水が出たるすることもあります。年に数回から、数年に一回ぐらいの頻度で発作的に起こります。一度発症すると1~2ヶ月にわたって、ほとんど毎日、同じ時間帯に発症します。睡眠中に起こりやすいのが特徴です。20~30代の若い男性に多くみられます。

<主な原因>
 群発性頭痛の原因についてはまだ解明されておりません。発作が起こっている期間にアルコールを飲むと必ずと言ってよいほど頭痛発作が起こります。

上記の頭痛は、単独で発症する場合もありますが、元々緊張型の頭痛を持っている方が偏頭痛を発症されたりすることも良くあります。
 東洋医学ではそれぞれの頭痛に対して治療をするのではなく、その方の体質、生活習慣、環境等を踏まえて、脉診、腹診により治療方針を決めツボを選択し施術します。


治療例… 30歳、女性

 30歳、女性
 昨日から目の奥と側頭部がズキズキ痛む。会社を休み一日中寝込んでいた。昨日よりはましだが、まだズキズキするとのこと。仕事で10時間以上パソコンの前で座っている。ここ数日忙しく睡眠不足。頭痛の他に肩凝り、腰痛、胃の不快感もある。

 座りっぱなしの作業の為に足と腰が冷えパソコン作業で肩から上ばかり使っている為に、気血が上の方に偏り過ぎてしまったのが一番の原因とみられます。

 体質や頭痛以外の症状を考慮に入れ、脉診、腹診にてツボを決定し、施術する。
 治療後は頭痛の軽減と「スッキリした感じがする」とのこと。

 3日後来院、頭痛、胃の不快感はだいぶ良くなる。治療を受けた日はよく眠れた。次の日は仕事に行ったが大丈夫だった。その後週一回の治療を2ヶ月続けた。肩凝り、腰痛、足の冷えもだいぶ改善された。
 以降、月一回の来院で頭痛の再発は無く、肩凝り腰痛もほぼ感じない程度に維持している。